さて、スコア入力ではかなりの人気を誇るSinger Song Writer (SSW)。
ワタクシもお世話になってます。
よく巷で騒がれるのはオーディオ周りが微妙なことですね。
エフェクトがFuckだのVSTiが不安定でFuckだのとスコア入力が優秀なだけに
オーディオ周りの不満は一層募るばかりです。
そして期待されたのは新SSW、所謂SSW9.0やSSW9.0VSです。
エフェクトをもっと優秀に!VSTiの使用制限なくせ!等々。
もしくは全く新しいSSW。
糞なオーディオはいらん、他のDAWで処理する。だからオーディをを消せ!Rewireつけろ!!等々。
話によると新SSWは開発は進んでいるものの、今年中のリリースは(2007年7月15日現在)予定無しだそうですね。
Internet社的にはもうSSW8.0VSで完成系、他のMIXTUREやLiteに注力、といったところなのでしょう。
(2008年1月現在、SSWLite6.0が春、SSW9.0VSが夏発売予定だそうな。)
しかしそれでは我々SSW愛用者達は困ってしまうわけです。
いくらスコア入力が優秀でも再生する度に強制終了だのクラッシュだのされてはストレスも溜まる一方です。
さて、前置きが長くなりましたが本題に入ります。
要はSSWはMIDIだけ制御。オーディオは他のDAWが制御という形になれば一先ず落ち着くわけです。
そこで考えられるのはRewireでSSWと他のDAWを繋ぐことですが、生憎SSWにはRewireがついていません。
さぁではどうしましょう。
[MIDI Yoke]
こいつはPC内部でMIDI信号を繋げるようにするソフトです。
つまりあるMIDIのアウトポートを別のDAWなりソフトなりのMIDIインポートに繋げることができるわけです。
インストールはまぁ適当にやればいいでしょう。サイトにも詳しい説明が載ってるようです。
具体的な接続方法はSSWとSONARを使って説明しましょう。
MIDI YokeをインストールしたらSSWを起動します。
「設定」→「MIDIポートの設定」でMIDI Yokeを設定します。
出力をMIDI Yokeにします。Chは1~16まで設定できるようですね。
続いてSONARを起動します。SSWは起動しっぱなです。
「オプション」→「MIDIデバイス」でMIDI Yokeを設定します。
適当なプロジェクトを作製し、MIDIトラックを作成します。
MIDIインプットに先ほど設定したMIDI Yokeにします。
これでSSWのMIDIアウトとSONARのMIDIインが接続されました。
あとはSONARのオーディオアウトプットにVSTiや外部音源を設定すればOKです。
勿論VSTiに設定した場合、オーディオにエフェクトをかけることも可能です。
再生はSSW側で行います。
オーディオデバイスが競合するとSSWやDAWがフリーズするときがあるのでその辺は適当に弄ってください。
今回はMIDI Yokeを使った方法を説明しましたが、
もしMIDIインターフェースがあるならループバックさせても同様になります。
安定性やモタり解消にはハードに頼った方がいいでしょう。
オーディオやループを扱う際はどうしようかと現在思案中です。
MIDI Yokeのオーディオ版?やVirtual Audio Cableというのもあるらしく、
SSWに貼り付けたオーディオデータをSONAR側で発音ということも可能かもしれません。
もしくはSSWとSONARで上手いこと同期できればSONARにオーディオを読み込み、
SSWとSONARを同時再生すればいーかなーなんて考えてます。
現在の問題点としては
・二つのDAWを同時に起動するのでPCパフォーマンスが結構要求されるかも
・フリーズ、バウンスができない。
・面倒
ということでしょうか。
MIDIはSSWで、オーディオは他のDAWで、という方は
この辺と天秤にかけてみて
それでもいいというのなら是非試してみてはいかがでしょうか。